実例一覧濃い背景とダークテーマ

濃い背景とダークテーマ

濃い面はいちばん強い装飾です。使うなら1か所だけ、そして文字とのコントラストを必ず確かめます。

「高級感を出したい」と思ったとき、多くの表が黒や濃紺を敷きます。ところが表の中で面積の大きい部分を濃くすると、最初に目に入るのはその帯になり、読ませたい数字が後ろに下がります。印刷すればインクを大量に使い、コピーすれば潰れます。濃い面を使うなら、見出しの1行だけに留め、真っ黒よりも少しやわらげた濃色(濃いグレーやグレージュ)にすると、下の数字と喧嘩しません。

濃い背景に載せる文字は、コントラストを必ず確認します。黒地に金色や濃い青のような組み合わせは、装飾としては目を引きますが、読むには不足しがちです。濃い面には、白か紙色に近い明るい文字を置くのが基本です。

画面をダークモードで使っている場合、表そのものの背景を暗くする必要はありません。表計算ソフトのダークモードはアプリの外枠を暗くするもので、シートの中身まで反転させると、印刷や共有のときに元へ戻す手間が発生します。共有相手が明るい画面で見る可能性があるなら、シートの中は明るいまま作っておくほうが安全です。

どうしても暗い配色で作るなら、罫線とストライプの扱いを見直します。明るい背景で使っていた淡いグレーの罫線は、暗い背景ではほとんど見えません。線は背景より明るい色にし、ストライプは明度差をわずかに取る。明暗が反転すると、これまで効いていた設定はほぼ全て作り直しになります。だからこそ、暗くするのは最後に検討することとして残しておきます。

この原則を使っている実例

家計簿(シック)の整えた表のサンプル
No.011 家計簿(シック)
持ち物・旅行計画(シック)の整えた表のサンプル
No.025 持ち物・旅行計画(シック)
健康・体重記録(シック)の整えた表のサンプル
No.027 健康・体重記録(シック)

よくある質問

見出しを黒く塗るのは避けるべきですか?
避けたほうが無難です。黒は表の中で最も強い面になり、見出しが数字より目立ちます。濃い色を使うなら、真っ黒より少しやわらげた濃色にして、面積は見出しの1行だけに留めると落ち着きます。
スプレッドシートをダークモードにすると表も暗くなりますか?
アプリの画面が暗くなるだけで、シートの中身の書式は変わりません。中身を暗い配色にするには自分で背景色を設定することになりますが、印刷や共有のときに戻す手間が生じます。
暗い背景の表で罫線はどうすればよいですか?
背景より明るい色にします。明るい背景で使っていた淡いグレーの線は、暗い背景ではほとんど見えません。ストライプも同様で、明度差をわずかに取り直す必要があります。

ほかの原則