実例一覧 / 条件付き書式の使いどころ
色は手で塗らず、規則で付けます。中身が変われば色も変わる、という状態を作るのが目的です。
条件付き書式のいちばんの価値は、見た目を中身から自動で決められることです。手で塗った色はセルに固定されるので、翌月ぶんとして表をコピーし、中身を消しても色だけが残ります。「もう準備できている風」の表や、「先月やった気になっている」記録ができあがるのはこのためです。「完了と入力されたら色が付く」という規則にしておけば、コピーして中身を消した瞬間に色も消えます。
使いどころは大きく3つです。1つ目は、特定の文字が入ったときに色を付けるパターン。状態やチェック欄に向いています。2つ目は、数値の大小に応じた濃淡(カラースケール)。達成率や金額のように、大小に意味がある列に効きます。3つ目は、他のセルと比べて条件を満たしたときに色を付けるパターン。在庫が最低在庫を下回った行を目立たせる、といった使い方です。
かける範囲は1列に絞るのが基本です。行全体を塗る条件付き書式は、いちばん読みたい文字まで色に飲まれます。塗るのではなく、文字色を薄くして「後退させる」使い方も覚えておくと、完了したタスクや過去の行を静かに引っ込められます。
注意点として、条件付き書式は表を複製したりファイル形式を変換したりすると、適用範囲がずれることがあります。範囲は「A2:A100」のように広めに指定し、行を追加しても外れないようにしておくと安定します。