実例一覧 / 表の配色
表の配色
色数を増やすほど、色は弱くなります。表の配色は「足す」ではなく「1つの意味に絞る」で考えます。
表がごちゃついて見えるとき、原因はほぼ色です。費目ごとに塗り分ける、状態ごとに行を塗る、見出しに強い帯を敷く。ひとつずつは親切のつもりでも、重なると画面の中でいちばん目立つのが色になり、本来読みたい数字や文字が背景に沈みます。
配色の基本は、色に持たせる意味を1つに決めることです。「不足している」「使いすぎた」「達成した」。表の中で色が意味することを1つに決めれば、その色を見るだけで答えが分かります。逆に、品目のジャンルにも色を使い、状態にも色を使い、曜日にも色を使うと、どの色が何の意味だったかを本人も忘れます。色数を増やすほど、1つの色が持てる意味は薄くなります。
色を使う場所も1か所に絞ります。多くの表では、見出しの帯か、条件付き書式をかけた1列のどちらかで足ります。見出しを強い色で塗るのは、その帯が毎回いちばん先に目に入ることを意味します。毎日開く表ほど、その位置に強い色を置かないほうが長持ちします。
彩度も落としておきます。赤と緑の原色は信号のように強く、最初の数回は効きますが、すぐ目が慣れ、そのうち色があること自体がノイズになります。深緑と赤茶のように彩度を落とした2色にすると、意味は残したまま画面が静かになります。テーマとして「かわいい」表を作るときも同じで、色相を1つに決めて濃淡だけで差をつけると、かわいさを保ったまま読みやすくなります。
この原則を使っている実例
全26件のうち6件
No.001
家計簿(ミニマル)
No.002
貯金・資産管理(ミニマル)
No.003
タスク管理(ミニマル)
No.005
予定表(ミニマル)
No.006
献立表(ミニマル)
No.008
持ち物・旅行計画(ミニマル)
よくある質問
- 表に使っていい色は何色までですか?
- 上限を数で決めるより、「色に持たせる意味の数」で考えるほうが実用的です。1つの表で色が運ぶ意味は1つ、多くても2つに絞ると、色を見るだけで判断できる表になります。同じ色相の濃淡は、意味が1つであれば何段階に分けても構いません。
- 行を1行おきに塗る「ストライプ」は使ってよいですか?
- 有効です。ストライプは意味を持たない装飾ですが、視線が横に流れて隣の行とずれる事故を防ぎます。ごく淡い色にして、条件付き書式で使う色とは明らかに違う濃さにしておくと、意味のある色と混ざりません。
- 見出しの行は塗ったほうがよいですか?
- 塗らずに、太字と見出し下の罫線1本で区切る方法でも十分に機能します。塗る場合は、本文より必ず弱い印象になる濃さに抑えます。見出しが数字より目立つ表は、開くたびに視線が見出しに奪われます。