実例一覧罫線の引き方

罫線の引き方

罫線は「引く」より「減らす」。全セルを囲む格子をやめると、中身のほうが主役になります。

表を作ると、まず全セルに格子の罫線を引きたくなります。しかし罫線は、それ自体が視覚的な情報を持ちます。10列20行の表に格子を引くと、線の本数は600本を超え、文字や数字より線のほうが多い状態になります。読みたいのは中身のはずなのに、目に入るのは網目です。

基本は、見出しの下に1本だけ引くことです。見出しと本文を分ける境界だけが、罫線でなければ表現しにくい情報だからです。行の区切りは、ごく淡いストライプか、行間の余白に任せます。列の区切りは、右寄せ・左寄せの配置と列幅でほとんど表現できます。

横罫だけを薄く引く方法も有効です。数字が多い表では、行をまたいで視線がずれる事故が起きやすいので、行と行のあいだにだけ極細の線を引くと安定します。このときも縦線は引きません。縦線は列を分断するので、長い文字列が入る列があると、視線が何度も止まります。

合計行のように「ここだけは境界」という場所には、太めの線を1本だけ引きます。線を減らしたぶん、残した1本が確実に効きます。装飾は、減らすほど残ったものが強くなります。

この原則を使っている実例

家計簿(ミニマル)の整えた表のサンプル
No.001 家計簿(ミニマル)
習慣トラッカー(ミニマル)の整えた表のサンプル
No.004 習慣トラッカー(ミニマル)
読書・学習記録(ミニマル)の整えた表のサンプル
No.007 読書・学習記録(ミニマル)
健康・体重記録(ミニマル)の整えた表のサンプル
No.009 健康・体重記録(ミニマル)
家計簿(かわいい)の整えた表のサンプル
No.012 家計簿(かわいい)

よくある質問

罫線を全部消すと表が読みにくくなりませんか?
行の区切りを淡いストライプか行間の余白で作り、列は配置と列幅で分ければ、罫線がなくても読めます。心配なら、見出しの下に1本、合計行の上に1本だけ引くところから試すと、どこまで減らせるかが分かります。
セルの枠線(グリッド線)は表示したままでよいですか?
印刷には出ませんが、画面では格子と同じ効果を持ちます。表として仕上げるときはグリッド線を非表示にして、自分で引いた罫線だけが見える状態にすると、意図した強弱がそのまま伝わります。
太い罫線はどこに使うとよいですか?
「ここから意味が変わる」場所に限って使います。見出しと本文の境界、合計行の上、期間が変わる区切り。1つの表で太線を使う場所が3か所を超えたら、どれかは細い線か余白で代用できないかを疑ってみてください。

ほかの原則